車田STREET!!

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男坂(6)

単行本コメント

★私は単行本を全て初版で持っているのですが、改訂版などでは単行本のお楽しみ、車田先生のカバーコメントが載っていないのが残念です。
それで、メモ程度に残しておこうと思いまして、ちまちま書き写したいと思います。
特に更新のお知らせはいたしません。ヒマな時に書いています。
 

■男坂 1巻■■■■■
漫画屋にとって「オレはこいつをかきたいために、漫画屋になったんだ!!」という作品がある。
デビュー以来十年有余、オレも今やっと、ガキのころからかきたかった作品を手がけている。その喜びでいっぱいだ。
燃えろオレの右腕よ!そしてすべての試練をのりこえて、はばたけオレの「男坂」!!(1985.1.15)

■男坂 2巻■■■■■
今の世の中、マスコミの悪い影響かどうかはわからないが、どうみてもつまらねえ人間が、目立っちまってる。
しかもまるで、それがヒーローのような扱いだ。読者諸君よ、マスコミにのせられるな。
なにが本物で、なにが偽者かはキミ自身の感性が決めるんだ。そのなかで、本当のキミのヒーローが生まれるはずだ。 (1985.4.15)

■男坂 3巻■■■■■
構想十年ーと銘うってはじまった、この「男坂」だったのだが、どうも作者の思い入れとはうらはらに、周囲の状況がそれを許さず、
ついに未完のまま中断せざるをえないことになってしまった。しかし、諸君の熱い支持が得られるのなら、すぐにでも続編をかきたいと思っている。
この「男坂」が自分にとって、最後までかきつくしたい作品であることにはいつまでも変わらないのだから・・・・・・・。(1985.7.15)

■男坂 4巻■■■■■
2014年の今年は、私の「熱血画道40周年」ということで、アニメ映画を始め、色々な企画が予定されていました。
この「男坂」も、それを記念する作品のひとつです。
昔、打ち切りになり、いつかは描きたかった続編です。
作家としての30年目の決着(ケジメ)を、ぜひ一読!(2014.10.8)

■男坂 5巻■■■■■
かつて、生きる為に役者になったという俳優もいた。
そんな人に比べて、私はなんとなく漫画家になった感がある。
子供のころは娯楽の少ない時代だったから漫画は好きで、よく読んでいた。
しかし漫画家とは、まさしく人生を棒に振るほどの危ない職業なのだ。
振り返れば、よく40年以上もやってこれたと思うこの頃である。苦笑。(2015.4.8)

■男坂 6巻■■■■■
近くの森へよくジョさんぽに行く。
緑の中を歩くのはやはり気持ちがいい。
田んぼにいるサギや池にいる鯉や亀、カエルたちにも勝手に名前を付けて呼んでいる。
「サギ次郎、このところみなかったな」とか、「根暗のガマ三兄弟はどうしたかな」とか・・・笑。
創作の合間の本当に平和なひと時なのだ。(2016.7.9)

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